ぎっくり腰は、急性的な腰痛症の通称です。腰まわりに負荷のかかる作業や、ほんの些細な動作がきっかけで起こることがあります。主な原因は加齢による関節や椎間板の衰え、腰の負担を与えることなどが該当します。動くことのできない痛みを感じますが、安静にすることで自然に治癒します。ただ、一度ぎっくり腰を経験してしまうと、その後も何らかのきっかけで同様に発症するという反復性があります。
●ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の症状としては腰の痛みが中心となり、程度や感じ方には個人差があります。炎症を伴う熱をもった「じんじんする痛み」や、「ピリッとい走る痛み」、「筋肉が突っ張る感覚」など、いずれも症状が出てしまうと通常の生活が難しくなります。発症するまで何ともなかった場合と、腰のあたりに疲労が蓄積していた、以前から慢性的に腰痛の症状があった、と発症の背景も人それぞれです。腰だけでなく、日常的にストレスを感じることで、自律神経の調整ができず症状につながることもあります。
ぎっくり腰は、発症して数日から1~2週間以内で症状が治まっていく傾向にあります。全く改善しない、日増しに痛みが激しくなる場合は、別の疾患を疑う必要があります。
●ぎっくり腰の治療
ぎっくり腰の治療では、まず安静にすることが肝心です。ぎっくり腰の症状が発生した場合は無理せず早めの治療を行うことにより、改善が早くなります。ぎっくり腰は習慣となりやすい疾患ですので、ストレッチを毎日行うなど、再発を防止しましょう!!